GCE で Linuxマシンを作成するとスワップ領域が無い状態でマシンが作成されます。
メモリをたくさん積んでいるマシンであれば問題ないと思いますが、無料枠内で収めるために e2-micro のインスタンスで使用されている方はあっという間にメモリ不足になることが多々あると思います。
そのためにスワップ領域を作成したいと思います。
スワップ領域
スワップファイルの作成
スワップファイルを作成します。
まずは 下記コマンドでスワップ領域の有無を確認してください
free -m
無いことを確認しましたら下記コマンドでスワップファイルを作成します。
※今回は1GBを作成します
※下記コマンドを一行ずつ実行してください
sudo dd if=/dev/zero of=/swapfile bs=1M count=1000
chmod 600 /swapfile
sudo mkswap /swapfile
sudo swapon /swapfile
※容量を変更したい場合は「count=1000」を任意で変更してください。MB単位です。
スワップファイルを確認
作成したスワップファイルの確認をします。
free -m
「swap」という行が追加されスワップ領域の確認ができました。
あとはこのままですと再起動した際にスワップファイルが自動でマウントされないため、「/etc/fstab」に設定を追記します。
sudo cp /etc/fstab /etc/fstab.bak
※↑ 念のためバックアップを取ります
echo ‘/swapfile none swap sw 0 0’ | sudo tee -a /etc/fstab
「fstab」に追記をされたか確認します。
cat /etc/fstab
以上でスワップ領域の完成です。
最後に
無料枠内で収めるために e2-micro のインスタンスで当初は使用していました。
使用していくにつれメモリ不足になり気づいたら、止まっていたという事象が頻繁に起こるようになりました。
ですがこの「スワップ領域」を作成後は止まるようなことはなくなりました。
同じようなお悩みの方、是非一度お試しください!
スワップ領域の削除
スワップ領域の削除したい場合は下記コマンドを実行してください。
sudo swapoff /swapfile
sudo rm /swapfile
あとは「fstab」に追記した
/swapfile none swap sw 0 0
を削除してください。
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