WSL2インストール方法
WSL とは
今回は Windows にて Linux が使える WSL (Windows Subsystem for Linux) をインストールします。
お手軽に導入することができ、別途 Linux を用意する必要もなく Linux環境を使用することができますのでぜひ使ってみてください。
現在はバージョンが上がり WSL2 となっています。
特に理由もなければ WSL2 で良いと思います。
それではインストールをしていきます。
WSLインストール手順
「Linux 用 Windows サブシステム」と「仮想マシンプラットフォーム」の有効化
インストールするにあたってまずは「Windows の機能の有効化または無効化」を確認してください。
コントロールパネル内の「プログラムと機能」を選択してください。
「Windows の機能の有効化または無効化」をクリックします。
![Windowsの機能の有効化または無効化](https://danne.jp/wp-content/uploads/2023/02/windows機能の追加-1.jpg)
「Linux 用 Windows サブシステム」と「仮想マシンプラットフォーム」にチェックが入っていません。
そのためまだ WSL は有効化しておりません。
チェックを入れて OK をクリックしてください。
![Windowsの機能の有効化または無効化 - Linux 用 Windows サブシステム](https://danne.jp/wp-content/uploads/2023/02/2.Windows-の機能の有効化または無効化.jpg)
設定変更が完了すると下記の画面が表示されますので、PCの再起動をしてください。
![必要な変更が完了しました](https://danne.jp/wp-content/uploads/2023/02/3.必要な変更が完了しました。-1.jpg)
※PowerShellより下記コマンドを実行しても同様の内容となります。
・Linux 用 Windows サブシステムを有効にする
dism.exe /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux /all /norestart
・仮想マシンの機能を有効にする
dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart
Linux カーネル更新プログラム パッケージ のインストール
マイクロソフトの公式サイトへ行き「Linux カーネル更新プログラム パッケージ」をダウンロードします。
![](https://danne.jp/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/62becbf9e66edbd7a674a2191e28faef.png)
![Linuxカーネル更新プログラム](https://danne.jp/wp-content/uploads/2023/02/4.Linux-カーネル更新プログラム-パッケージをダウンロードする.jpg)
ダウンロードしたファイル「wsl_update_x64.msi」を実行します。
セットアップ画面が表示されますので [ Next ] をクリックします。
![WSL Update Setup 画面1](https://danne.jp/wp-content/uploads/2023/02/5.WSL2カーネル更新プログラム1.jpg)
すぐに完了画面が現れますので [ Finish ] をクリックすれば完了です。
WSL 2 を既定のバージョンとして設定する
今のままですと既定のバージョンが WSL1 となっています。
そのため規定のバージョンを WSL2 へ設定します。
まずはPowerShell を管理者として実行をします。
スタートメニューより PowerShell を選び右クリックし、「管理者として実行」を選択してください。
![PowerShell 画面1](https://danne.jp/wp-content/uploads/2023/02/3.Powershell.jpg)
※「ファイル名を指定して実行」画面にて「powershell」と入力し「Ctrl + Shift + Enter」を実行しても同様です。
![ファイル名を指定して実行 powershell](https://danne.jp/wp-content/uploads/2023/02/3.ファイル名を指定して実行.jpg)
PowerShell 画面が表示されましたら以下のコマンドを入力・実行してください。
wsl --set-default-version 2
![powershell](https://danne.jp/wp-content/uploads/2023/02/7.wsl-set-default-version-2-1.jpg)
以上で既定のバージョン設定は完了です。
Linux ディストリビューションをインストールする
Microsoft Store を開いて Linuxディストリビューションをインストールします。今回は「Ubuntu」をインストールします。
Microsoft Store の検索欄にて 「Ubuntu」と入力してください。
[ 入手 ] ボタンをクリックしてインストールします。
![マイクロソフトストア UBUNTU 画面1](https://danne.jp/wp-content/uploads/2023/02/8.Ununtu.jpg)
ダウンロードが完了したら [ 開く ] に変わりますのでクリックしてください。
![マイクロソフトストア UBUNTU 画面1](https://danne.jp/wp-content/uploads/2023/02/8.Ununtu2.jpg)
[ 開く ] ボタンをクリックするとインストールが開始され、以下のようにUbuntu の初期画面が表示されます。
![Ubuntu 立ち上げ時画面1](https://danne.jp/wp-content/uploads/2023/02/9.Ubuntu初期画面1.jpg)
画面の内容に従って、以下の順番で設定を行います
- Enter new UNIX username:新しく作成するユーザ名を入力
- New password :設定したいパスワードを入力
- Retype new password :同じパスワードをもう一度入力
![Ubuntu 立ち上げ時画面2](https://danne.jp/wp-content/uploads/2023/02/10.Ubuntu設定完了.jpg)
以上にて WSL2 の設定は完了です。
Linux のバージョンを念のため確認をしておきましょう。
Ubuntuの画面内で下記コマンドを実行してください。
lsb_release -a
![Ubuntu 立ち上げ時画面3](https://danne.jp/wp-content/uploads/2023/02/12.lsb_relase-a-1.jpg)
Ubuntu 22.04.1 LTS がインストールされていることが確認できました。
最後に
これで Windows にて Ubuntu が 使用できる環境が構築できました。
完全な Linux を動作させることができますので、Linux の学習をするのに利用したり、プログラミング開発の環境として使用できます。
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